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116.米国 : 民主党と共和党

【1】共和党はもともと「リンカーンの党」と言われる。奴隷制度を廃止したリンカーンが共和党の大統領だったため、南北戦争後長い間、南部保守派の白人は共和党を敵視した。それが一転したのは、60年代に民主党のジョンソン大統領が、黒人の権利を認める公民権法を通してからだ。保守派は人種差別体制を放棄した民主党から離反した。それを取り込んだのが、共和党のニクソン、レーガン大統領だった。レーガン氏は、南部に「州の権利」の尊重を訴えた。「州の権利」とは、奴隷制存続を訴えた南部が使った論理だ。歴史の皮肉ではあるが、奴隷制を廃止した共和党は、人種差別感情を残す南部保守派に助けられて全国舞台での多数派の地位を奪い返したのだった。<朝日新聞(02.12.24)>

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