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68.民主主義と資本主義は両立しない

~「フロントランナー 映画監督 マイケル・ムーアさん(55歳) 反骨の人、資本主義にメス」(マイケル・ムーアへのインタビュー)<朝日新聞(10.1.16)>より~

・・・・・今のアメリカは、ごく少数の裕福な人間がさらに裕福になるために、残りの大勢の人が懸命に働いているんだ。この資本主義という野獣を何としても止めなければならない。・・・・・現代の資本主義は合法化された強欲なシステム。僕は民主主義を信じているから、この不公平なシステムをただしたいんだ。<Q.つまり民主主義と資本主義は両立しないという考えですか。>民主主義と資本主義は正反対なんだよ。資本主義は少数が利益を得るように設定されている。対して民主主義はすべての人の利益を考える。経済活動がどう行われるべきかという問題に対し、民主主義者として僕らにどのくらい発言力がある?社会の中で最も重要な経済についての発言権もないのに、民主主義とは呼べないだろう?・・・・<Q.資本主義の基本は欲望の充足にあります。そして欲望は人間の特性でもありますが。>そりゃ、僕だって、目の前にチョコチップ・クッキーの皿が置かれたら、できるだけ多く食べようとするさ(笑い)。健康面で良くないことが分かっていてもね。でも、10枚のクッキーがあったとして、僕が9枚、最後の1枚を残りの9人が分け合うのは、果たして良いと言えるかい?それが今の状況なんだ。<Q.米国人は、そんな資本主義を容認しているようにも見えます。>そうなんだ。無知を強いるシステムの中で育てられたからね。ほとんどのアメリカ人は、イラクがどこにあるか知らないんだよ。位置も分からない国に侵略し、後で調べればいいと思う国なんだ。そんな国が世界のナンバーワン・パワーを持っていいと思う?僕があなたの国の人間だったら怖いと思うけどね。<Q.米国の問題は、実は「アメリカン・ドリーム」に内在するものではないですか。>答えはイエスだ。夢っていうところが危険なんだ。いつか金持ちになれるって、鼻先にニンジンをぶら下げるようなものだ。君たちの国では「君もいつかは大金持ちになれる!」なんて子どもを育てたりはしないだろう?「何それ、冗談も大概にしとけよ」で終わるよね(笑い)。・・・・・

〔・・・・・は省略部分。太字赤字部は引用者が太字赤字にしました。〕

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