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32.ルワンダ大虐殺の原因は、かつての植民地支配にあり!

 (文中の〔  〕内は文引用者が補足するために追記したものです。また、太字も文引用者が強調のためにそうしたものです。)

       多賀幹子(フリージャーナリスト)

 アフリカ・ルワンダでの大虐殺は、遠い国の不幸な出来事と、すでに記憶から薄れていた。しかし本著〔(『生かされて。』イマキュレー・イリバギザ、スティーヴ.アーウイン著/堤江実訳/PHP研究所)〕から受けた衝撃は、今後忘れることなど絶対にないと誓えるほど強烈だった。

 94年、100万人ものツチ族がフツ族に殺害された。当時、女子大生だったツチの著者イマキュレー・イリバギザは、牧師の家の小さなトイレに7人の女性と3ヵ月ほど身を隠した。

 槍(やり)や大鉈(おおなた)を手にして自分を殺そうと探し回る声が、壁一枚を隔てて聞こえてくる。しかも彼らはかつての友人や隣人だ。想像を絶する恐怖の中、神との対話を力として耐え抜く。

 フランス軍キャンプに駆け込んだ後は、両親と兄弟の無残な死を知らされた。

 そもそもツチとフツの争いは、ベルギーなど元宗主国が採り入れた差別的な階級制度に発する。彼女は留置揚の殺人者に面会、「あなたを許します」と告げたのだった。・・・・・・

 朝日新聞 06/11/26(日)朝刊 『生かされて。』書評

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