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1.ハチドリのひとしずく

<ハチドリのひとしずく① >

ハチドリの勇気

 南米・エクアドルの先住民に伝わるハチドリの物語――。アマゾンの森が燃え、動物たちは我先に逃げ出した。でも体長7センチほどの小さなハチドリだけは、行ったり来たり、口ばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは火の上に落とした。動物たちは「そんなことをして何になるんだ」と笑った。ハチドリはこう答えた。「私は私にできることをしているだけです」
 
 この物語に心を打たれた環境NGO(非政府組織)ナマケモノ倶楽部の世話人、辻信一・明治学院大教授らが、多くの人に広めたいと小冊子を製作中だ。夏至の日の夜に電気を消して過ごす「100万人のキャンドルナイト」を呼びかける辻さんは「地球温暖化など大きな問題を前に、私たちは小さな自分を見つけ、無力感に襲われがちだ。そんな時、ハチドリのことを思い出してほしい」。
 
 そして、「物語の続きを作るのはあなた」とも。ハチドリの努力もむなしく、森は焼け野原となるか。動物たちがそれぞれができることを始め、火を消しとめるか。私はハチドリの勇気が周囲を変える未来を描きたい。【足立旬子】

     毎日新聞 05/3/16(水)夕刊「憂楽帳」


<ハチドリのひとしずく②>

(文中の〔  〕内は文紹介者が補足するために追記したものです。)

 明治学院大学教授辻信一(53)・・・は、いまは、自ら監修した南米先住民の伝説「ハチドリのひとしずく」(光文社)に凝っている。
 
 森が燃えて、森の生き物はみんな逃げた/ハチドリだけはくちばしで水のしずくを一滴ずつ運んで火に落とした/動物たちは笑った/ハチドリは「私は私にできることをしているだけ
 
 辻は思う。「〔憲法第〕9条」という新しい生き方の物語が始る、と。

     「市民と非戦⑮」朝日新聞 06/3/10(金)夕刊


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